こんにちは、
今日は現場を離れ、彦根の材木屋さんに来ています。
実は【近江八幡の家】では古材を利用してカウンターを製作するので、その打合せなのです!
今回の古材は、以前同じ敷地に建っていた前のお家の構造材(棟木・梁)です。
写真はフライングシー中谷と材木屋さんの加工担当者の菊川氏です。
どれくらいの材料が切り出せるかを相談しています。
「太さから想像するに、2寸位の厚みですかね~。」
と菊川氏が取り出したスケール(巻き尺)は、尺寸法のメモリが打ってあります。
尺寸は私たちには慣れないモノですが、木材は尺寸が基準です。
メートル寸の既製品と尺寸の木材を現場で施工している大工さんたちは
尺寸をとメートル寸を2カ国語の様に使い分けています。
ちなみに、1尺=303mm(約30cm)
3尺=910mmは木造建築設計の際の基本寸法です。
相談の結果、写真の棟木からは2寸の板が3枚取れるとの事です。
後日加工が行われ現場に納入されます。
昔は木材は今回の様に何回も加工され使い回しが行われていたという話を聞いたことがあります。
技術の進んだ現代でもそういった古き良き風習を踏襲するのはいいことだな、と思います。
現場でカウンターになったこの梁に再会するのが楽しみです!
そのときはまたブログにてお伝えしようと思いますのでお楽しみに♪
〈白井〉