こんにちは、最近急に冷えこみましたね。
冬の訪れを感じさせます。
そんな寒空の下、近江八幡の家では、土台の墨出しを行いました。
土台とは基礎の上に乗る木の構造材の事で、文字通り家の土台となる部分です。
その土台を正確にくみ上げる事ができるよう。あらかじめ印をしておく作業を土台の墨出しといいます。
まずは測器を使ってX軸、Y軸を基礎の上に転写します。
その後、木材の幅の分だけ外に印を移動させます。(下の写真参照)
この移動させた墨を基準として土台が組み上がります。
基礎の上に出ているボルトはアンカーボルトといい基礎と土台を締め付けて一体化させるものです。
ところどころ出ている大きなボルトはホールダウンアンカーといいます。
構造計算でより大きな力で木構造と連結する必要がある部分をはじき出し、そこに配置されます。
ホールダウンアンカーはその性質上、土台ではなく柱と連結します。
どうやってそんなけんとうしているの?
という方の疑問に答えて(笑)、構造の検討で使っているCGを公開します!
下の焦げ茶色が土台、黄色が柱、オレンジ色が梁・桁、そして一番上の茶色がタルキです。
フライングシーでは建築基準法の計算に加えて、地震時に部材1本1本にかかる力をソフトで解析して
構造材の大きさを決定しています。
来週末の建て方工事では、全く同じものが実際に組み上がりますのでお楽しみに♪
そして、今回はお施主様のご厚意により、実物を見学することができます!
日時は12月初めになると思います。詳細が決まり次第お知らせしますのでよろしければチェックしてください♪
〈田中〉