京都大学の小林先生との共同研究物件では、小林先生オリジナルの鉄の引き手を製作しました。
引き戸と開き戸に兼用できるデザインで、鉄ながら指のかかる所は冷たくないように木でできています。
鉄の部分は日野在住の古道さんという鉄作家さんにお願いし、木の部分は、栗の木を使い、手になじむようサンダーで削っています。
鍵は、イタリアでお施主様が購入されたお気に入りの鍵を組合せ、味わいのある建具になりました。
屋外に面するので、鉄から滴る雨水で木の色も変わってきますが、これも味わい、という目でみて頂きたいです。
ゆっくり時間をかけて、サビ色になった引き手がみられることでしょう。
<西野>