藤森照信先生との共同設計で2月から着工している近江八幡の店舗では
一昨年の冬、先生と共に山で選んだ栗の木がいよいよ柱となって組み上がってきました。
店舗の玄関前ピロティには様々に曲がった栗の柱が並びます。
細い栗材は、軒を支える方杖(ほうづえ)として使われています。
柱の中には先端が二股に分かれたような木も。
先生と相談して決めた梁との組み方で、1本1本向きを考えながら加工して頂きました。
構造材以外にも、太い栗を使ってテーブルの天板やベンチを制作予定です。
大きな木々を前に、どこに使うか藤森先生とお施主様と相談中。
1階がRC、2階が鉄骨の骨組みに屋根下地が張られて徐々に姿が現れてきました。
急勾配の屋根には将来芝がのり、背景の山並みとなじむことでしょう。
外壁の土壁塗りなどは、お施主様とワークショップで作り上げていく予定です。
<松本>