先日、気になっていた建築を見てきました。
六甲山の「六甲枝垂れ」という展望台の風室から上を仰ぎみた写真です。
自然エネルギーを活かした建築で知られる、三分一 博史さん設計の自然体感展望台です。
外側の丸いフレームや、床壁天井に使われた桧のいい香りがする楽しい空間です。
1、2・・・6と番号をふられた何種類かのスペースから、六甲の様々な自然を体感でき、
渦巻き状のスロープを降りていくと、筒中央部分の下にある風室に着きます。
風室では、独特な形状を活かした自然換気や、夏には自然の冷風装置が体感できるそうです。
5月には残念ながらこれらは体感できませんでしたが、天井から降り注ぐ柔らかい光が印象的でした。
ナチュラルな素材でシンプルにつくり、自然のエネルギーを利用する。
これからのエコな建築は、こうした楽しい仕掛けが盛り込まれていくのかもしれません。
少し遠方にはなりますが、気になる方は是非一度見に行って下さい。
『エコ』が大きく叫ばれる時代に、これからの住宅はどうあるべきか、私達も日々話し合っています。
ただ新しい設備に頼るだけでもない、これからの住まい。。。
皆さんとも、こうしたお話を共有していけたらと思います。
<西野>