昨日、近江八幡の文化開館で開かれた安藤忠雄氏の講演会に社長と一緒に出かけてきました。
建築関係の人はもちろん、一般の方や年配から若い学生さんまで多数の方が来られていて、
入り口には長蛇の列ができる人気ぶりでした。
安藤氏は開口一番、「普段は挨拶だけで席をたつ市長の悪口から始めるところですが、
今回は市長もちゃんと聴いてもらえるようで悪口が言えないな・・」なんて話から始まり、
歯に衣着せぬ話しっぷりに会場では度々笑いが生まれていました。
最近の日本に欠けていることは発言力(思っていることをはっきり言わない)と
講演の中で言われていたのですが、安藤氏はまったく逆の方です。
言いたいことを言う、反対されても戦う、そうした普段からの姿勢を少しですが垣間見ることができました。
こういう元気な方だから多くの人の心を惹きつけるのでしょうね。
今回の講演は、「生き残りをかけてまちづくりを考える」というお題です。
色々、驚く話がありましたが、その中で気になった話題が2つほどあります。
「まちづくり」からは少し遠い話になりますが。
1つめは感動した話です。
建築は”完成したらハイさよなら”となる関係者が多いのが実情。
でも、そうならないためにどうしたらいいか。
そこで安藤氏が考えた実例として、淡路島の淡路夢舞台で毎年開催されている集会があるそうです。
観光のオフシーズン時期の2月頃に、工事に携わった関係者が再び集まり、ここで1泊し、
(この日はホテルは男性だらけだとか・・・)
1日目はみんなで見てまわり、翌日はメンテをしているという話でした。
こうした思いはもっていても、実際に行動していくのは難しい。でも行動する。
その姿勢に改めて感心しました。
住まいも完成したらサヨナラではなく、「住まい手さんと一緒にみんなで育てていく」という気持ちが大事です。
フライング・シーでも「住まい教室」というイベントで、OBの方々にも気軽に参加して頂けるような、
気軽に頼って頂けるような場も設けていこうと思っています。
2つめはショックだった話です。
いまアジアのなかで日本だけが止まっている、といわれるような状況だいう話です。
内容については詳しくは話されていませんが、
だからこそ、ひとも、まちも、育てないといけないと講演してまわられているように感じます。
(ただ、大阪のおばちゃんだけは元気や!とも仰っていました。)
私たちももっと変わっていかないといけないな!と感じました。
そこでは「育てる」という言葉がキーワードになっていく気がします。
帰り際に全員に配られた本を読むと、
しっかり自分のスタイルを持って日々暮らされている様子も垣間見られます。
毎朝ダンベルを持って30分散歩しておられるとか。
活躍されている方は、毎朝運動をしたり、日々の生活スタイルにこだわりをもっていると聞くことが多いです。
早起きが苦手な私は散歩こそ無理かもしれないですが、朝、簡単なストレッチを最近始めてみています。
社長は毎日、5時半に起きて犬と散歩、帰って腕立て50回、腹筋50回、
ダンベル10分が毎日の日課だとか・・・。
朝の運動は、体と心が一緒にやるぞっ!となれるので続けていきたいものです。
(好きな言葉で Custum is ones naiture = “習慣は天性なり” という言葉があります)
春から新しい生活が始まり、5月には体調を崩す方も多い季節です。
春だ春だとうかれているだけでなく、体調管理にも目を向けていきたいですね。
<西野>