今週金曜日のバンブーグリーンハウス試作に向けて、『定規作り』と『遣り方(ヤリカタ)』をしました。
『定規』とは竹フレームを組む時にこの定規を沿わせて角度や長さの基準とするものです。
前回の原寸図をもとにして木をノミで削ったりしながら作りました。
『遣り方(ヤリカタ)』とは敷地で建物建つ位置・高さ等をだす作業です。
住宅づくりの現場でも同様の工事がみられ・・・
【定規づくり】
あまり目立ちませんが大工さんが天井の下地となる野縁(ノブチ)という木のピッチを一定にするために専用の定規を作ります。
工事中には今回のように現場ごとのオリジナル定規を見つけることができます。
【遣り方】
遣り方は基礎工事の最初=家づくりの一番最初に建物の位置、高さ等を決めるな工事です。
写真のようにカケヤと呼ばれる木ヅチを使って実際の建物外壁ラインより少し外側へ木の杭を打ちます。
次にこの杭に基準となるレベルをだし横に板を掛け渡します。
そして測定器を使って建物の角(90°)を決め板の上部に釘を打って糸を張ります。
糸を張る工程は『帳張り(チョウハリ)』とも呼ばれます。
家づくりの一番最初の大切な工事です。
これで試作の準備はOK。また竹組みの様子もご報告します。
<西野>