木枯らし吹く中、来週から八幡で楽しい建築が始まります。
以前研究者向住宅等でもお世話になった京都大学大学院准教授小林広英先生、
NPO法人百菜劇場とこのプロジェクトに協力して下さる地元の方々との協同製作です。
現在、全国の里山で放置された竹林が問題となっています。
この竹資源の新たな用途開拓とデザインの可能性を探る研究として、
バンブーグリーンハウス第1号が一昨年に作られました。
この建物はグッドデザインサスティナブルデザイン賞も受賞されています。
今回はその第2号、さらに斬新なデザインでかつ耕耘機が中に入るようなサイズで計画しています。
いくつかの課題をクリアする必要がありまずは試作として幅4.5m長さ4mほどを組み立てる予定です。
その時に使う原寸図というものを書きました。
原寸図とは合板などに実際の寸法で書いて試作の際にもスケール(物差し)代わりに使うものです。
普段は1/50や1/100といった実際よりも小さく縮尺した図面を書きますが原寸で書くとよりスケール感が感じられます。
これでデザイン的な面や構造面を再確認して試作に向かいます。
竹をしならせながら作る屋根の形状が独特で、どんなカーブがでるか楽しみです。
今後も報告をしていきます。
<西野>