先週末に早くも梅雨明けをして、本格的な夏の到来です。
節電が叫ばれる昨今ですが、これをネガティブに捉えず家庭の中からエネルギーについて、引いてはこれからのライフスタイルについて考えてみる夏にしてみてはいかがでしょうか。
近畿圏においては「昨年に比べて15%程度減を目標にお願いする」ということなので、無理の無い範囲で協力をしましょう。(具体的な節電方法は、関西電力さんのHPに掲載されています。)
また、経産省が行ってる節電アクションに参加して、協賛企業のLEDの5%OFF等の特典を上手に使いながら、これからの為に設備投資をしてみてはいかがでしょうか。
昨年の猛暑の後なので、各社いろいろなアイディア商品や高性能な商品を出していますので、面白い発見がありそうです。
建築的には何が出来るのかといいますと、基本的には室内の温度環境を変化させる日射を遮ることによって、環境の変化を少なくし、環境を一定に保つ為のエネルギーを最小限にすることです。
最近行った住宅の熱損失の計算では、壁に対して開口部における熱損失が約1.5倍程度となり、そこに対する処置の仕方によって、その住宅のエネルギーのロスを少なくすることが出来ます。
住宅の置かれている条件によって手法は変わりますが、サッシもしくはガラスの性能を上げる、軒や庇を出して夏季の日射を防ぐ、周辺環境に合わせしてのプランニング、遮光カーテンや遮光フィルムを貼る、ヨシズや緑のカーテンで日射を遮るなど、方法はいろいろあり、その住宅に即した提案をしていきますので、お気軽に相談してください。
↑遮熱高断熱型Low-Eガラスを使用した天窓
個別化・個室化が進む昨今の住宅事情においては、エネルギーが分散するライフスタイルになってしまいがちです。
リビングなどの集まれる空間で過ごす時間を多くするライフスタイルや、社会インフラを積極的に利用して、各家庭でのエネルギーの総和を小さくする「省エネ」改め、「小エネ」へのライフスタイルなどについて考えてみてはいかがでしょうか。
<スタッフS改め芹田>