家が建つまで(木工事編2)

◆木工事2 中間検査編

1月6日に上棟をさせて頂いた家ですが、寒さにもめげず着々と進んでいます。

本日は建築確認の中間検査がありました。

近江八幡市の方が現場に来られ、確認申請と比べて問題がないかを検査して頂きました。

設計管理者が検査前に確認していますので、特に指摘はなく無事検査を終えました。

 

中間検査ですが木造住宅では、『土台、柱、梁及び梁を金物により接合する工事の工程』となっています。

ちょうど16年前の今日阪神・淡路大震災で多くの建物が倒壊し、木造の住宅も多大なる被害を受けました。

その被害を踏まえ平成12年に『木造の継手及び仕口の構造方法を定める件』として、木造の軸組住宅の

接合の金物が規定されました。

地震時の力に対し柱が引張り力を受け土台や梁から離れないように、その力に応じた金物で固定

しなければならないということです。

引張り力も耐力壁の位置や柱の位置によって異なり、計算した値に応じた金物を選定していきます。

写真はホールダウンと言われる金物でこの金物は15KNと言う値の引張り力まで耐えられます。

当社でも簡易的な計算だけでなく、構造計算によってこの値を確認し建物の構造計画を行います。

 

RIMG0202.JPGRIMG0201.JPG

 

検査の方も適切に接合が行われているかを確認していきます。

その他にも敷地の安全性の確認や建物の配置も確認し、既に終わっている基礎の確認は写真にて行

い、木造の軸組構造の確認として柱や梁の大きさや接合状況を検査してきます。

冒頭でも話したように無事検査も終了し、完成に向け進んで行きます。

 

次回は断熱工事について住宅の温熱環境の話をしていと思います。

(中津)

 

 

 

 

 

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