本日、表面波探査という地盤調査を見学させて頂きました。
住宅の地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験と言う調査方法が一般的ですが、
表面波探査も多くなって来ています。
地盤調査は住宅の基礎の下の部分をどのように計画するかを検討するための調査であり、
地盤改良が必要かどうかにも関わってきます。
私達の住宅では、『まもりすまい保険』と言う住宅瑕疵担保責任保険の地盤保証制度に加入しており、
住宅の地盤に関して10年間の保証をさせて頂き、この基準に従って基礎の設計をしています。
家の一番大事な箇所の一つですので、まず専門家によって調査結果を判断して頂き、そして私達がその
判断を再考し、最後にお施主様と一緒に地盤改良の有無を決定します。
さて本日見学させて頂いた表面波探査ですが、原理は起震機で表面波を地中に送り、
発生した震度を検出器でとらえ、制御装置で振動を解析する調査方法です。
硬い地盤程表面波が早く伝播し、途中に岩盤等があっても深さ10Mまで瞬時に測定が出来ます。
調査員の方にお話を伺いながら調査をしましたが、その場でデータが出るので分かりやすい調査です。
専門的な解析は後日になりますが、おおよその結果が分かりました。
スウェーデン式サウンディング試験と比較すると試験費は割高になりますが、
興味深い調査でした。
中津