家が建つまで(基礎工事編4)

◆基礎工事4 コンクリート工事 立上り編

 本日基礎の立上りのコンクリートを打設しました。

立上り箇所は前回のベースコンクリートと共に構造的には梁として考える部分であり、

鉄筋の種類や配置が重要になってきます。

また写真の金色の金物は、アンカーボルトやホールダウンと言われる金物で、

立上りの上に据える土台や柱に対する引き抜きの力に対して有効となる金物です。

構造上この金物の埋込みの深さ等からも立上りの高さを検討します。

ベースと同様に実際使用したコンクリートの強度試験も行います。

 

RIMG0149.JPGRIMG0151.JPG

 

また立上りの横で型枠の中に見えるのが断熱材で、基礎断熱と言われる工法を採用しています。

私達の家は床に無垢材を使わせて頂くことが多く、床下とコンクリートの間の空気を室内と同等の温度に

することが可能なこの工法に今年から変更しました。

基礎断熱のメリットとしては

・床下の温度が室内温度に近いため、冬場は床の表面温度の冷たさが緩和される

・夏場はコンクリート下の地熱により、涼しさが伝わる

・住宅の気密化が容易で、断熱性能を考えやすい

等があります。

 コンクリートを蓄熱層としても考えられるので、省エネに対しても効果があり、

現在基礎断熱工法を採用する設計も多くなってきています。

 

この後土間のかさ上げや、外部土間など構造的に関係がない箇所のコンクリート打設を行い、

年明けに木造建て方をさせていただきます。

 

中津

 

 

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