◆基礎工事3 コンクリート工事 ベース編
住宅の場合、基礎の構造となるコンクリートはベース、立上りと2回に分けて打設します。
本日は1回目のベースの打設を行いました。
現場の敷地状況に応じてポンプ車で打設したり、写真のようにレッカー車で打設したりします。
コンクリート工事は監理にも細心の注意を払って、設計通りのコンクリートを運んで来ているか、
打設時間は大丈夫か等、施工管理者の責任も重大です。
コンクリートと言っても種類も様々あり、強度やスランプ、粗骨材の寸法等によって、
必要とされる材料は異なってきます。
また、生コン工場さんも強度に関しての品質は間違いがないですが、確認のため実際に使用した
コンクリートの強度の試験もさせていただきます。
話は変わりますが、木造住宅の基礎はべた基礎がほとんどをしめます。
布基礎と言われる基礎でも構造の検討を行えば、問題はないのですがべた基礎が主流になっている
には理由があります。
まずは、べた基礎の下に防湿シートを敷き地面からの湿気を防ぐことができること。
もう一つは定番(地面に接している部分)の面積が大きいので、単位面積あたりの建物の加重が分散され、
小さくなります。
そのため地面に期待する強度が小さくてすむと言うことになります。
基礎の考え方は設計者の判断によって異なり、単にべた基礎が安心だからという事にもなりません。
私達も地盤の調査を行って地耐力を測定し、構造計算で確認も行って基礎形状の確認をします。
本日ベースコンクリートを打設し、養生を行ってから今度は立上りコンクリートの打設へとなります。
中津